凪の続き─自分の気持ち鑑定録─

彼が既婚者だと知った日、
世界の色が一瞬で変わりました。
でも、それでも私は泣かなかった。
涙よりも先に、静かな“理解”がやってきたから。

「もう、嘘の中では生きられない。」
そう思えたとき、私は初めて、自分の気持ちと向き合う旅に出たのです。

相談概要

「知ってしまった」あとに残る静けさ

彼の口から出た「実は結婚していてね」という一言。
その瞬間、周囲の音がすべて遠のいた。
驚きよりも、なぜか“やっぱり”という感覚のほうが強かった。

あの優しさの奥に、どこか曇りがあったから。
それでも私は、最後まで信じたかった。
“信じる”という言葉に、自分の想いをすべて預けていた。

家に帰ると、急に静かすぎる夜が広がった。
テレビをつけても音が刺さるようで、
紅茶を入れても、香りが何も感じられなかった。

心が何も反応しない。
“悲しい”とも“怒っている”とも言葉にできない。
ただ、静けさだけが部屋に満ちていた。

それが、“知ってしまった”あとの世界だった。

占い師の言葉が照らした、ひと筋の光

数日後、私は再び電話占いを受けた。

受話器の向こうの声は、優しくも芯のある響きだった。

“何もしない勇気”。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がふっと軽くなった。

私は、前に進もうとして焦っていたのかもしれない。

悲しみを終わらせなきゃ、立ち直らなきゃ──
そう思うこと自体が、また自分を縛っていた。

鑑定の終わりに、占い師さんが静かに言った。

電話を切ったあと、私は久しぶりに紅茶を淹れた。
湯気の向こうで、自分の呼吸が聞こえる気がした。

自分を“整える”という選択

それからの一週間、私は何も決めなかった。
彼にも連絡せず、SNSも見なかった。
ただ、朝は少し早く起きて、窓を開ける。
夜はお風呂にゆっくり浸かって、湯気の音を聴く。

“何もしない”という行為の中に、
少しずつ“生きている実感”が戻ってきた。

週末、思い立って旅に出た。
行き先を決めず、電車に揺られながらただ景色を眺めた。
海辺の駅で降りて、波の音を聞いた。
潮風の匂いの中で、心の奥がようやくほぐれていくのを感じた。

「悲しいけれど、私は生きてる。」
その言葉が、自然と胸に浮かんだ。

誰かを想って傷つくことも、
その痛みを抱えたまま歩き出すことも、
どちらも“私の一部”なんだと思えた。

占い師からのひとこと

人は“わかっているのに苦しい”という時間を、
どうしても避けようとします。
でもその時間こそ、心が再生していく過程なんです。
真奈さんは今、自分の気持ちを“裁く”のではなく“抱く”段階にいます。
そのやさしさが、未来のあなたを守ってくれます。

その後の私

旅先で作った香水の瓶を、いまも机の上に置いています。
名前は《澄の途》。
あの香りをかぐと、風の音と一緒に心が静まる。

彼のことを思い出すときもある。
でももう、痛みではなく“祈り”に近い。

あの出来事があったから、
私は“自分を整える”ことの意味を知った。

──愛されることよりも、
自分を大切にできることのほうが、ずっと深い。

この香りが消えるころには、
また新しい自分に出会える気がしている。

---

プロ占い師に相談しませんか？

人を想う気持ちは美しいけれど、
その想いが“自分を苦しめる”瞬間もあります。
そんなとき、占いは「前に進む方法」ではなく、
「心を整える時間」をくれるものだと私は知りました。

占いに悩みを持ち込む前に

占いに悩みを持ち込む前に、まずは今の悩みを整理してみましょう。
質問事項を事前にまとめておくことで、会話がスムーズになり、聞き忘れも防げます。

▶ 占いの活用方法はこちら

終話後に「大事なことを聞きそびれた…」という後悔をしないためにも、
ノートに質問を書き出しておくのがおすすめです。

▶ 占いノートの書き方はこちら

さらに、無駄な延長を避けられるので、費用面でも安心して利用できます。

電話占いを活用したお悩み解決ロードマップ

ひとりで悩み続ける必要はありません。
どんな恋の悩みも、3つのステップで少しずつ前に進めます。

▶お悩み解決ロードマップについて詳しくまとめている記事はこちら(姉妹サイト)

目標を追うことに疲れてしまったら

頑張って進もうとすればするほど、ふと心が疲れてしまうこともあります。
そんなときは、一度立ち止まって“エネルギーの調子”を整えるのも大切です。
エナジーヒーリングを通じて、心身のバランスを取り戻してみてください。

▶エナジーヒーリングはこちら(姉妹サイト)