

美咲から、あなたへ。
“ときめきの先にある愛”を信じてほしいから“
最近、よく思う。
恋って、
ずっとドキドキしているものだと思っていた。
会えた時の高揚感、
返信が来るまでの期待、
手が触れた瞬間の震えるようなときめき。
それがなくなったら、
恋は終わってしまうんじゃないかって。
でも──
私はこの数週間で、
その考えが少しだけ変わった。
ときめきが落ち着いたとき、
そこには“安心”が生まれる。
安心は、
派手な感情じゃない。
胸が高鳴るような刺激でもない。
でも、
心の深いところに静かに灯る“炎”みたいに
ずっとそこに寄り添ってくれる。
私はそのことに、
ようやく気づいた。
あなたが今、
恋に悩んでいたとしても──
その悩みの奥にある願いは
きっと私と同じだと思う。
「大切にされたい」
「愛されていたい」
「安心したい」
その願い自体は、
弱さなんかじゃない。
人を愛した証拠だ。
もし今、
不安に押しつぶされそうになっているなら、
比較で苦しくなっているなら、
自信を失っているなら、
ちょっと未来が怖くなっているなら。
そのすべては、
あなたが“ちゃんと愛しているから”生まれた感情だ。
どうか自分を責めないでほしい。
どんなに揺れてしまう日があっても、
あなたの恋が“終わりに向かっている”わけじゃない。
むしろその揺れは、
恋が“次の形”へ進もうとしている合図かもしれない。
私はそうだったから。
ときめきの先にある穏やかさは、
派手じゃないけれど
深く、静かで、優しい。
そこに気づけたら、
恋はもっと自由になれる。
あなたの恋も、
いま揺れている気持ちも、
その全部が何かに向かって
ゆっくりと形を変えようとしている最中なのかもしれない。
どうか、その瞬間を怖れないで。
少しずつでいいから、
言葉にしてみてほしい。
相手に、そして自分に。
あなたが思っているよりもずっと、
あなたの恋はちゃんと続いている。
そして──
安心は、ときめきよりも強い。
安心は、ときめきよりも長く続く。
安心は、恋が“育つ”ための土台になる。
私はそれに気づけた。
だから、
画面の向こうのあなたにも
そっと伝えたい。
マンネリは、恋の終わりじゃない。
恋が“信頼へ変わる瞬間”なんだ。
あなたの恋にも、
どうかその穏やかな光が訪れますように。
私は、そう願っています。
美咲より。





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